男の話
家から南へ100メートルほど行ったところに川が流れていて、高橋川という。高橋川の回りは昔は沼地のようになっていたらしく(今は住宅団地になっている)、たくさんのメダカが湧くように生息していた。
私の親父が子供の頃は、毎日沼に行って飽きるまでメダカをとりまくって、捨てて、また次の日には沼にメダカをとりに行った。
その日も親父は飽きもせず沼でメダカをとりまくっていて、ふと高橋川のほうを見ると、どこかのジジイがハゲ散らかしながら見たこともないような巨大などじょうを捕らえた瞬間だった。
(でっけぇどじょうだ!)
親父は面白がってジジイのところに見に行くと、それはうなぎであると知った。
「おい、坊。そのメダカをくれたら、このうなぎと交換してやる」
「そのうなぎをくれるのか!?」
どうせ捨てるメダカである。親父は二つ返事で交換に応じた。
ジジイはメダカを手に入れると、「メダカは目にいい」と言って、その場でメダカをつるりと飲み込んで食ってしまった。
うなぎを手に入れた親父は大喜びで家に帰ったが、家の者が誰もうなぎを調理する方法を知らず、やむなく親父はうなぎを川に捨てた。
20代の頃の親父は何をしていただろうか。
http://kokosuunen.dyndns.org/vote/kifuplayer/kifs/0053.html
# ---- Kifu for Windows V6.24 棋譜ファイル ----
開始日時:2010/07/27 18:11:12
棋戦:レーティング対局室
手合割:平手
先手:ko-mantengoku
後手:hawk-kanpailager
手数----指手---------消費時間--
1 7六歩(77) ( 0:04/00:00:04)
2 3四歩(33) ( 0:01/00:00:01)
3 2六歩(27) ( 0:06/00:00:10)
4 5四歩(53) ( 0:01/00:00:02)
5 2五歩(26) ( 0:10/00:00:20)
6 5二飛(82) ( 0:03/00:00:05)
20代の頃の親父は、女の尻でも追っかけていたのかもしれない。
20代後半の私は普段は野郎の玉を追っかけるゲームに熱中していて、給料が入ると隣県に女を買いにゆく。
片山津の個室浴場に行くと、そこには女がいて、その女に体を洗ってもらうのだ。
私は体を洗ってもらっているうちにその女と恋仲になり、男女の事をしているうちに私の将棋の力は瞬く間に萎んでしまった。
一時1100ほどあった将棋倶楽部24での私のレーティングはついに800を切るところまで落ちてしまったのである。
ぶるべ「それは落ちすぎじゃん。お前の脳クソが十字飛車貰い過ぎるからじゃん。お前と同種だと思うと恥ずかしくなってくるじゃん。人間やめたいじゃん。お前はうんこにたかる蝿だ」
ホーク「いや、さ・・・、び、ビ、ビール飲みながらやってたからだよ。すぐ取り返せるよ、大丈夫だよ・・・」
7 5八金右(49) ( 0:08/00:00:28)
8 5五歩(54) ( 0:02/00:00:07)
9 2四歩(25) ( 0:05/00:00:33)
10 同 歩(23) ( 0:02/00:00:09)
11 同 飛(28) ( 0:02/00:00:35)
先手は▲5八金右としてきた。後手の私は、男に生まれた以上は△5五歩と突っ張っていくしかない。
▲2四歩の飛車先突破が見えているが・・・
12 5六歩(55) ( 0:01/00:00:10)
13 同 歩(57) ( 0:06/00:00:41)
14 8八角成(22) ( 0:03/00:00:13)
15 同 銀(79) ( 0:04/00:00:45)
16 3三角打 ( 0:02/00:00:15)
17 2一飛成(24) ( 0:10/00:00:55)
18 8八角成(33) ( 0:03/00:00:18)
▲2四同飛に対して、3二金と角頭を守っておく手も考えられるが、私は男に生まれた以上は△5六歩と突っ張っていくしか法がない。
先手は5七歩成は許せないので▲同歩と応じるが、角交換から△3三角で飛銀両取りがかかる。
▲2一飛成、△8八角成と進んで銀桂交換になり、一応は後手の駒得で良さそうだが先手も飛車を成りこんでいるのでそう簡単な話ではない。
19 5五桂打 ( 0:12/00:01:07)
20 6二玉(51) ( 0:03/00:00:21)
21 1一龍(21) ( 0:06/00:01:13)
22 9九馬(88) ( 0:05/00:00:26)
▲5五桂は今となっては誰もが知る定跡だが、油断のならない手。
桂先の銀定跡なりで5四銀と打つのが手堅く思えるが、▲3三角、△6二玉、▲6三桂成(王手)、△同銀、▲8八角成とお馬さんを抜かれて恋仲になる。▲3三角のところで△4二銀と受けても▲6三桂成らずが王手になり、やはり恋仲になる。
先手は▲1一龍と香車を拾っておく。香車を取れるのも5五桂で馬筋を止めた効果だ。後手も△9九馬として香を拾っておく。
23 3三角打 ( 0:07/00:01:20)
24 4四銀打 ( 0:06/00:00:32)
25 同 角成(33) ( 0:04/00:01:24)
26 同 歩(43) ( 0:02/00:00:34)
27 6六香打 ( 0:05/00:01:29)
28 7二銀(71) ( 0:11/00:00:45)
▲3三角と執拗に角を抜く筋を狙ってくる。
8九馬と素抜きを避けながら駒得しておく順が写るが、▲4三桂成、△5六飛、▲5七香、△7六飛、▲5一香成で恋仲になる。△同金右には▲3一龍と切る手がある。
恋仲になってはまずいので△4四銀と打ち先手で受ける。
これに先手は▲同角成と切ってしまう。△同歩と取らせた形はのちに▲1三龍と引いたときに龍の利きが6筋に届き、桂・香・龍で6筋から殺到する狙いを秘めている。
29 8二銀打 ( 0:05/00:01:34)
30 2七角打 ( 0:14/00:00:59)
31 9一銀成(82) ( 0:31/00:02:05)
32 5三香打 ( 0:07/00:01:06)
33 8一成銀(91) ( 0:06/00:02:11)
34 5五香(53) ( 0:05/00:01:11)
35 同 歩(56) ( 0:09/00:02:20)
先手はすぐに攻める手はないので▲8二銀から桂香を拾いにいく。狙いは前述の通り。
後手は△2七角~△5三香と先手の狙いに備えながら反撃の機を窺う。
36 8一銀(72) ( 0:05/00:01:16)
37 6五香打 ( 0:17/00:02:37)
38 7一玉(62) ( 0:04/00:01:20)
39 6三香成(65) ( 0:06/00:02:43)
40 6六馬(99) ( 0:04/00:01:24)
41 5二成香(63) ( 0:10/00:02:53)
42 同 金右(61) ( 0:02/00:01:26)
43 6六歩(67) ( 0:10/00:03:03)
44 5六香打 ( 0:12/00:01:38)
45 5七香打 ( 0:26/00:03:29)
▲6三香成に△6六馬がすごい手で、同歩なら6三角成とお馬さんを引き付けて恋仲になる。
▲5二成香に△3九馬と銀を取って勝てればいいが、▲6一成香、△8二玉、▲3一龍、△同金、▲7一銀、△9一玉、▲9二香、△同玉、▲8二飛で本番行為である。
45手目、▲5七香までは王将戦第6局▲羽生‐△久保戦とまったく同一の進行である。将棋は定跡を勉強すれば誰でも久保棋王になれるのである。
ここまで、久保棋王と同一の手順を踏んでいる私は負ける気がしなかったが、相手が羽生と同じ手順を踏んでいると思うと怖くなった。
46 同 香成(56) ( 0:46/00:02:24)
47 同 金(58) ( 0:23/00:03:52)
48 5六歩打 ( 0:05/00:02:29)
49 同 金(57) ( 0:37/00:04:29)
50 6四桂打 ( 0:11/00:02:40)
ここで、私の方から変化した。王将戦では久保棋王は4五桂と打ったが、△5七香成、▲同金、△5六歩と叩き、▲同金なら△6四桂で後手が良いと将棋世界5月号に書いてあったからである。
51 6五金(56) ( 0:31/00:05:00)
52 5六香打 ( 2:29/00:05:09)
53 5八香打 ( 0:18/00:05:18)
54 6七香打 ( 2:39/00:07:48)
55 6八桂打 ( 2:01/00:07:19)
56 7六桂(64) ( 1:03/00:08:51)
57 2三飛打 ( 0:50/00:08:09)
58 6八桂成(76) ( 3:06/00:11:57)
59 同 金(69) ( 0:16/00:08:25)
60 同 香成(67) ( 0:40/00:12:37)
61 同 玉(59) ( 0:06/00:08:31)
62 5八香成(56) ( 1:23/00:14:00)
63 同 玉(68) ( 0:08/00:08:39)
将棋世界に書いてあった変化が実現すると、私はわからなくなった。
なぜなら、将棋世界5月号は△6四桂で後手良しと結論し、その後の変化を示さなかったからである。
わからなくなった私は桂や香など安い駒でセコセコ攻めていると先手に桂や香でボチボチ受けられてなにもわからなくなった。
64 4九銀打 ( 1:30/00:15:30)
65 6八玉(58) ( 0:38/00:09:17)
66 4五角成(27) ( 0:20/00:15:50)
67 6七香打 ( 1:06/00:10:23)
68 6三香打 ( 0:57/00:16:47)
69 6四香打 ( 0:16/00:10:39)
70 同 香(63) ( 0:20/00:17:07)
71 同 金(65) ( 0:05/00:10:44)
72 7五桂打 ( 0:24/00:17:31)
73 7九桂打 ( 0:51/00:11:35)
74 6二香打 ( 0:58/00:18:29)
75 7三飛成(23) ( 0:13/00:11:48)
△4五角成くらいで寄るだろうといいかげんに考えていると▲6七香と受けられてなにもわからない。
▲7三飛成で恋仲になった。
76 7二金打 ( 0:56/00:19:25)
77 7五龍(73) ( 0:05/00:11:53)
78 6四香(62) ( 0:03/00:19:28)
79 7三歩打 ( 1:27/00:13:20)
80 6二金(72) ( 0:09/00:19:37)
81 5四桂打 ( 0:15/00:13:35)
82 7四歩打 ( 0:10/00:19:47)
83 6二桂成(54) ( 0:09/00:13:44)
84 同 金(52) ( 0:03/00:19:50)
85 6四龍(75) ( 0:23/00:14:07)
86 6三金(62) ( 0:19/00:20:09)
87 7二金打 ( 1:13/00:15:20)
88 同 銀(81) ( 0:04/00:20:13)
89 同 歩成(73) ( 0:02/00:15:22)
90 同 玉(71) ( 0:01/00:20:14)
91 7三歩打 ( 0:06/00:15:28)
92 同 金(63) ( 0:59/00:21:13)
93 6一銀打 ( 0:29/00:15:57)
94 8二玉(72) ( 0:07/00:21:20)
95 7一角打 ( 0:06/00:16:03)
96 9二玉(82) ( 0:19/00:21:39)
97 7三龍(64) ( 0:05/00:16:08)
98 投了 ( 0:00/00:21:39)
まで97手で先手の勝ち
なお、王将戦は△4五桂と打った久保が羽生を破り、王将位を奪取している。
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